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「パズドラ」で景表法違反のガンホーに5020万円の課徴金:昨年2月の有料ガチャで
消費者庁が、ガンホー・オンライン・エンターテイメントに5020万円の課徴金を課した。「パズル&ドラゴンズ」において、有料ガチャで入手できるモンスターについて誤認させる表示を行っていたため。「13体のモンスターが究極進化する」としていたが、実際は2体だった。
消費者庁は3月28日、スマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」で、有料ガチャで入手できるモンスターについて誤認させる表示を行い、景品表示法に違反したとして、ガンホー・オンライン・エンターテイメントに課徴金5020万円の納付を命じた。
ガンホーは2017年2月13〜26日に実施した「特別レアガチャ『魔法石10個!フェス限ヒロインガチャ』」において、入手できる13体のモンスター全てが、さらに強くなる「究極進化」の対象であるかのようにライブ番組などで宣伝していた。
だが実際は、究極進化するモンスターは13体中2体のみ。残る11体は通常の「進化」の対象だった。消費者庁は「不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示をしていた」とし、17年7月19日に景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出していた。
ガンホーは所定の期間内に、問題視された宣伝の裏付けとなる合理的な根拠を提出できなかったため、課徴金の支払い義務が生じた。課徴金額は、ガンホーが対象期間に有料ガチャで得た売り上げが約3億4700万円だったことが判明したため、各種規定によって算出した。
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