ローソン、スマホバーコード決済に参入 レジ以外でも“セルフ決済”可能に:レジの混雑緩和で快適に
ローソンが、バーコード決済サービス「ローソンスマホペイ」を発表。本格導入に向け、月末から都内で実証実験を始める。レジの混雑を緩和する狙いで、店内であれば場所を問わず利用できる。
ローソンは4月11日、スマートフォンを活用したバーコード決済サービス「ローソンスマホペイ」を発表した。本格導入に向け、月末から都内で実証実験を始める。顧客がアプリで商品のバーコードをスキャンすると決済が完了する“セルフ決済サービス”で、店内であれば場所を問わず利用できる。レジの混雑を緩和し、顧客のストレスと店員の負担を軽減する狙い。
決済方法は、クレジットカード、「楽天ペイ」、「Apple Pay」の3種類。退店時は、アプリ上にQRコードを表示させて店頭の読み取り機にかざすと、決済済みであることが認証される。認証が完了すると、電子レシートの表示が可能となる。
実証実験は、4月23日〜5月31日に都内の晴海トリトンスクエア店(中央区)、大井店(品川区)、ゲートシティ大崎店(同)――の3店舗で行う。
日中は「ローソンスマホペイ」と有人レジを併用するが、来店者が少ない午前1時〜4時は決済方法を同サービスに限定し、レジは無人とする。
結果を踏まえ、2018年度下半期以降に顧客ニーズの高い全国の店舗に拡大する計画だ。
「ローソン銀行」設立に向け定款変更
またローソンは11日、3月末に発表した「株式会社ローソン銀行」の立ち上げに向けた準備の進行状況を公表。定款を一部変更し、業態の項目に「銀行業」を追加した。
ローソンはこれまで、ATM事業をローソン・エイティエム・ネットワークス(LANs)と共同運営してきたが、今後はLANsを分割会社、「ローソン銀行」の準備会社を承継会社としてATM事業を吸収分割する予定。
詳細は未定だが、グループとしての事業目的を明確化し、ATMを中心に高品質な金融サービスを提供する狙いがあるという。
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