イオングループ、Visaのタッチ決済導入 キャッシュレス率8割目指す:少額決済もキャッシュレス化
イオンは4月16日、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が提供する国際標準規格(Type A/B)の非接触決済を導入すると発表した。19年3月から20年3月にかけて全国の総合スーパーやイオングループ各店舗のほぼ全てのレジ(約10万台)に導入する予定。
イオンは4月16日、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が提供する国際標準規格(Type A/B)の非接触決済を導入すると発表した。19年3月から20年3月にかけて全国の総合スーパーやイオングループ各店舗のほぼ全てのレジ(約10万台)に導入する予定。2025年までにキャッシュレス決済比率を80%にまで高めたい考えだ。
Visaのタッチ用決済ICを搭載したクレジットカードや、対応スマートフォンなどを専用の端末機にかざすだけで簡単に支払いができる仕組み。3万円以内の支払いであればサインやPINコード(暗証番号)の入力は不要だ。
2020年の東京オリンピックを見据え、世界標準のセキュリティと国内外の客の利便性向上を考慮し、導入を決めたという。
今年9月以降に発行するVisaブランドのクレジットカード「イオンカード」にはタッチ決済用ICが搭載される予定。発行済みのイオンカードについては、19年春ごろから個別対応にてタッチ決済用ICが搭載されたカードへの切り替えに応じていく。
イオンの岡崎双一執行役員(GMS事業担当)は「日本のキャッシュレス化目標比率は2025年までに40%だが、イオングループ全体ではその倍の80%以上を目指す」とキャッシュレス化促進に意気込んだ。
日本では少額決済(5000円以下)の9割は未だ現金決済。Visaの安渕聖司社長は「日本の少額決済市場は100兆円規模に上る。日本でキャッシュレス化を促進するには、まずは少額決済のキャッシュレス化が必須だ」と語った。
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