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巨人の上原は、なぜ叩かれ始めているのか:赤坂8丁目発 スポーツ246(1/4 ページ)
巨人の上原浩治投手が岐路に立たされている。10年ぶりに古巣の巨人に復帰したところ、まずまずの結果を残したものの、その後はボロボロである。筆者の臼北氏は「上原に待っているのは天国か地獄である」と指摘する。どういう意味かというと……。
「巨人の星」……もとい「中年の星」が岐路に立たされている。巨人の43歳右腕・上原浩治投手のことだ。
シカゴ・カブスから昨季終了後にFAとなり、メジャーリーグでの現役続行を模索していたもののオファーがなく一度は引退を示唆。しかし一転して日本球界でのプレーを視野に入れることを宣言すると、すかさず巨人からの猛アプローチを受け、10年ぶりの古巣復帰がとんとん拍子で決まった。
3月上旬の入団決定だったためキャンプ不参加の強行軍となりながらもオープン戦、そして開幕直後の登板4試合までは、さすがの投球術を披露。このまま勝利の方程式の一角として快投を見せ続けていくと期待された。
ところが、4月10日の横浜DeNAベイスターズ戦では試合中盤からリリーフで東京ドームのマウンドに立ったが、打者6人に5安打を浴びて3失点。たったの一死しか奪えずにKO降板となってしまった。
さらに5日後。15日の広島東洋カープ戦でも同じく東京ドームで打者6人に対し、1本塁打を含む3安打3失点とやはり1イニングも持たないボロボロの内容で再び大炎上してしまった。2試合連続の背信投球には高橋由伸監督ら首脳陣もぼうぜんとするしかなく、当面はレジェンド右腕の勝ちパターンでの登板を見送らざるを得なくなった。まさに緊急事態である。
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