2015年7月27日以前の記事
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巨大“地下神殿”観光活用へ 「首都圏外郭放水路」、見学ツアーも東武トップツアーズ

埼玉・春日部市の“地下神殿”こと「首都圏外郭放水路」の観光活用に向け、東武トップツアーズが連携協定。さらなる集客を図り、地域活性化に協力する。基礎データ収集などの社会実験も行う予定だ。

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 巨大な列柱が立ち並ぶ様子から“地下神殿”と称される地下河川「首都圏外郭放水路」(埼玉県春日部市)の観光活用が進みそうだ。同放水路と春日部市周辺地域の活性化を目指す団体「首都圏外郭放水路利活用協議会」が、東武グループの旅行会社、東武トップツアーズと連携協定を締結。見学ツアーの実施など、さまざまな取り組みを進めていく。

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地下河川「首都圏外郭放水路」

 首都圏外郭放水路は、国道16号の地下約50メートルに建設された全長約6.3キロの放水路。雨天などによる増水時に複数の中小河川の水を取り込み、トンネルを通して江戸川に排出する役割を果たす。地下河川としては世界最大級の規模を誇る。

 現在も国土交通省 江戸川河川事務所による見学会などは行われているが、民間企業の協力によってさらなる集客を図る狙い。

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江戸川河川事務所による見学会なども行われている(=ニュースリリースより)

 東武トップツアーズは今後、インフラ施設を民間企業の観光ツアーなどに組み入れる取り組み「インフラツーリズム」の一環で同放水路を活用し、春日部市の活性化を目指す。同社主催による施設見学会の実施を目的とした、基礎データ収集などの社会実験も行う予定だ。

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