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セブン‐イレブン、ATMとレジで送金受け取り可能に 国内初、口座介さず:24時間利用可能
企業の個人宛て送金をセブン‐イレブンのレジとセブン銀行のATMで受け取れるサービスが始まる。銀行口座を介さずに取引できるのが特徴。
セブン‐イレブン・ジャパン、セブン銀行、セブン・ペイメントサービスは5月2日、企業の個人宛て送金をセブン‐イレブンのレジとセブン銀行のATMで受け取れるサービスを7日に始めると発表した。銀行口座を介さずに取引できる国内初のサービスで、返品に伴う払い戻しや報酬の支払いといった用途を見込む。
全国のセブン‐イレブン約2万店舗と約2万4000台のATMで24時間利用できる。1回当たりの受け取り上限額は10万円。
シェアリングエコノミーやインターネット通販(EC)の普及によって企業・個人間の送金が増えた影響で、「時間や場所を問わず現金を受け渡したい」とのニーズが高まったことを踏まえた。
受け取りたい個人がセブン銀行のATMに確認番号などを入力すると認証され、紙幣はATMで、硬貨はレジで受け取れる。硬貨は電子マネー「nanaco」へのチャージなども可能だ。
当初はセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂やセブンネットショッピングのほか、建設現場と職人のマッチングサービスを運営する助太刀、アパレルのレンタルサービスを提供するエアークローゼットなど15社と連携。払い戻しや工事代金の受け取りなどの用途に対応する。
6月以降は、アフラック生命保険や三井住友海上火災保険など7社とも連携する予定。返金された保険料の受け取りも可能となる。
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