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LINEが「週刊文春」スクープのバラ売り開始 好きな記事だけアプリで読める:“文春砲”1本で50コイン
LINEと文藝春秋が、「週刊文春」のスクープ記事を1本単位で販売する取り組みを始めた。価格は1本あたり50コイン。好きな記事だけ発売前に読めるのが特徴だ。
LINEと文藝春秋は7月4日、コミュニケーションアプリ「LINE」上で週刊誌「週刊文春」のスクープ記事を1本単位で販売する取り組みを始めた。購入者には、同誌の発売日(毎週木曜日)よりも早い毎週水曜日からスクープ記事の全文を公開する。「好きな芸能人のスクープなどをいち早く知りたい人に使ってほしい」(LINE広報担当者)という。
購入には「LINE」専用の通貨「LINEコイン」が必要で、価格は1本あたり50コイン。「LINE」のアプリ上で読むことができ、記者が突撃取材をする様子を収めた動画が付属する場合もあるという。同誌の公式アカウントと、LINEのニュースサービス「LINE NEWS」のタブから購入できる。
文藝春秋はこれまでも「LINE」上で週刊文春の記事を配信していたが、記事20本で100コインのセット販売のみ展開していた。また、水曜日にスクープの予告を配信して予約を受け付け、木曜日午前7時に閲覧を解禁する――という決まりを設けていた。そのため、ユーザーから「気になるスクープを早く読みたい」との要望が出ていたという。
LINEは「紙媒体の記事を1本単位で配信する取り組みを他社にも広げ、多くのニーズに応えたい」(同)としている。
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