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米Square、「ビットコイン事業の収益性はほとんどない」:アプリの普及を優先
米大手モバイル決済企業Squareは第2四半期にビットコイン領域で3700万ドルの売り上げを計上した。
米大手モバイル決済企業Squareは第2四半期にビットコイン領域で3700万ドルの売り上げを計上した。だが、個人間送金サービス「Square Cash App」上でのビットコイン取引運営などに3660万ドルの費用がかかったことから、現時点でビットコイン事業の収益性は低いことを明かした。
米CNBCが報じた。
同社のサラ・フライアーCFO(最高財務責任者)は「仮想通貨事業は主力の収益エンジンではない。目標はSquare Cash Appを促進し続けることだ」と語った。
今年1月に同アプリ上でビットコイン取引サービスの提供を始めた。ユーザーが即時にビットコイン売買できるよう、同社が一定量のビットコインを常に保有する形で運営している。そのため、売買のタイミングによっては同社が損失を被る可能性もあると、フライアーCFOはビットコイン事業のリスクを説明する。
「取引手数料は低コストになるよう設定している。その手数料も収益を狙ってというわけではなく、ビットコインのボラティリティの高さに対してのものだ」(フライアーCFO)と、現時点ではビットコイン事業において収益性を追及しているわけではない姿勢を強調した。
ビットコイン事業の収益性は低かったものの、同社の第2四半期の調整後総売上高は3億8500万ドルと、ウォールストリートのアナリストの予想を上回った。
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