子どもの「夏休みの宿題」、手伝う?手伝わない? 700人の親に聞いた結果は……:今も昔も大差なし
子どもの「夏休みの宿題」を手伝う親はどの程度存在するのか?――イオレ調べ。
子どもの「夏休みの宿題」を手伝う親はどの程度存在するのか? メーリングリスト「らくらく連絡網」を運営するイオレが小学生の子を持つ約700人の親に聞いたところ、「手伝う予定・手伝った」は58.4%、「手伝わない予定・手伝わなかった」は41.6%――という結果だった。
宿題を手伝う親は、「子どもの苦手な内容がある」(34.8%)、「手伝わないと間に合わないかもしれない」(30.6%)、「難易度や危険度が高く、子どもだけでは取り組めない部分もある」(28.7%)などを理由に挙げていた。「宿題のクオリティーを上げたい」(9.6%)、「先生から良い評価をもらいたい」(1.1%)との意見もあった。
手伝う宿題のジャンルは、「自由研究」(55.9%)、「絵画・工作」(37.2%)、「読書感想文」(34.4%)、「絵日記」(23.7%)などが多かった。「計算ドリル」(13.9%)、「漢字ドリル」(9.8%)を手伝う親は比較的少なかった。
宿題を手伝わない親は、「自分の力で乗り越えてほしい」(54.7%)、「子どものためにならない」(44.8%)、「手伝わなくても間に合う」(35.9%)などを理由に挙げた。「忙しいから」(5.7%)や、「兄弟・姉妹が手伝う」(2.6%)との声もあった。
一方、親世代に小学生時代の宿題の進め方を聞くと、「自分の親に手伝ってもらった」は50.1%、「手伝ってもらったことはない」は47.1%。「計画的に毎日取り組んでいた」という人も多かったが、「嫌いな宿題は後回しにしていた」「終わらないまま新学期を迎えていた」という体験談も出た。
イオレは「(昔の子どもも)過半数が親から宿題を手伝ってもらっており、現在と大差ないことが分かった」と結論付けている。
調査は8月2日〜12日にかけて、小学生の子どもを持つ692人の男女を対象にインターネット上で実施した。
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