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ゴールドマン・サックスのチャベスCFO、「仮想通貨事業撤退報道は“フェイクニュース”」:ビットコイン価格は低調なまま
ビットコイン価格は9月5日、1000ドル以上も下落した。その一因とされていた米Goldman Sachsの仮想通貨事業撤退報道について、チャベスCFOが口を開いた。
ビットコイン価格は9月5日、1000ドル以上も下落した。その一因とされていたのはビジネス誌Business Insiderが、「米Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)が仮想通貨のトレーディングデスク開設計画を撤回する」と報じたことだった。
だが、米CNBCによると、ゴールドマン・サックスのマーティン・チャベスCFO(最高財務責任者)は6日にサンフランシスコで開かれたカンファレンスの場でこの報道を否定。「まさか自分がこのセリフを言うとは思ってもみなかったが、“この報道はフェイクニュースだ”」と断じた。
ゴールドマン・サックスは顧客の要望に応えるため、ビットコイン関連のデリバティブ商品開発にも取り組んでいる最中だとしいている。ただし、タイムスケジュールは定めていないとも明言した。
チャベスCFOの発言後も、ビットコイン価格は持ち直すことなく6500ドル近傍で低調な推移を続けている。
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