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西武池袋線・飯能駅がリニューアル 自然あふれる“フィンランド風”に変身へ:2019年3月に完成
西武池袋線「飯能駅」の改札内外コンコースとホームの一部がリニューアルされる。フィンランドなど北欧風のデザインとなる。同国発祥の人気作品「ムーミン」の世界観を体験できる施設「メッツァ」が11月に近隣にオープンするため。完成時期は2019年3月の予定。
西武鉄道は9月25日、西武池袋線・飯能駅(埼玉県飯能市)の改札内外コンコースとホームの一部をリニューアルし、フィンランドなど北欧風のデザインに変更すると発表した。同国発祥の人気作品「ムーミン」の世界観などを体験できる施設「メッツァ」が、同駅の近隣に11月に開業することを踏まえた施策で、完成時期は2019年3月を予定する。
デザインは「自然環境のサイクルと人間の動きを対比させたデザイン」をコンセプトに、「空間全体を使い、観光客と地域住民を行きたい方向に誘導できる環境をつくる」ことを目指す。
コンコース上部には木材を模した膜天井を取り付け、カモメがモチーフの鳥のオブジェを設置する。1・2番ホームの階段にはアシ、3・4番ホームの階段には樹木をモチーフとしたデザインを採用し、「気持ちを高揚させるような空間を演出する」という。
ホームのデザインでは季節を表現。1・2番ホームに「春」、3・4番ホームに「夏」の意匠を取り入れ、木材を使用したモチーフを設置する。特急ホームは「冬」をイメージしており、「照明で粉雪を表現する」という。
西武鉄道は17年度に、フィンランドのデザイナーから飯能駅のデザイン案を募る「飯能駅リニューアルデザインコンペ」を同国大使館と共催していた。今回取り入れる駅舎のデザインは、同コンペの最優秀作品に基づいたものになる。
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