ジャガー、初のEV「I-PACE」国内発表 スポーツカー顔負けのSUV:錦織圭さん「車内広い」(1/3 ページ)
ジャガー・ランドローバー・ジャパンが、フルバッテリー電気自動車(BEV)「I-PACE(アイペイス)」の国内受注を開始。電気自動車でありながら、スポーツカーと遜色ない加速性能を誇る。税別価格は959万円〜1312万円。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月26日、同社初となるフルバッテリー電気自動車(BEV)「I-PACE(アイペイス)」の国内受注を開始した。5人乗りのSUV(スポーツタイプ多目的車)で、税別価格は959万円〜1312万円。納車は2019年3月以降を予定する。
人気スパイ映画「007」に登場するスーパーカーのコンセプトモデル「C-X75」からデザインのインスピレーションを得たといい、クーペのような流線形のシルエット、短く低いボンネット、空力特性を強化したルーフデザインを備える。電気自動車でありながら、スポーツカーと遜色ない加速性能を誇る点も特徴。
同社のマグナス・ハンソン社長は「他社の高級車に先駆け、ジャガーは排気ガスがゼロのBEVモデルを投入できた。エレガントさと高級感のあるデザインを維持している『I-PACE』は、ほとんどの人の需要を満たせるだろう。一足先にヨーロッパで発表したが、多くの反響をいただいている」と自信を見せた。
スポーツカー顔負けの加速性能
90キロワット時(kWh)のリチウムイオンバッテリーを搭載し、1度のフル充電で470キロを走行できる。車体の前後には、シャフトと一体化した永久磁石同期式電動モーターを計2個搭載する。両モーターは合計で最高出力294キロワット(400PS)、最大トルク696N・mを発揮するほか、0〜100キロ/時を4.8秒で加速する。
回生ブレーキと機械式ブレーキを一体制御する電動ブレーキ・サーボを搭載しており、ドライバーがアクセルから足を離すと回生ブレーキが自動的に作動する。これにより、ブレーキを踏まなくても車両を完全に停止させることが可能という。
最大7キロワットでのAC普通充電と、最大100キロワットのDC急速充電に対応。0%から80%までバッテリーを充電する際の最短所要時間は、前者は10時間、後者は40分。
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