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「コミュ障」だった38歳平社員エンジニアが会社から資金調達できた理由「会社がつまらない」と嘆く前に(4/5 ページ)

38歳、無名、平社員――。普通のサラリーマンが会社からいかに500万円という資金を調達できたのか。「会社がつまらない」「どうせ会社なんて変えられない」と嘆く若手へのメッセージ。

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所属部署などに話せる人をいかに作れるか

(1)所属部署のミーティングなどで話をする

 角岡はハッカソン構想の際に、まずは所属部署のミーティングなどで話をしたという。自分が始めたいプロジェクトがある場合、まずは社内に働きかける機会を作ることが重要だ。ミーティングで自分の思いを話した際に質問をしてくれたり、その後に声をかけてくれたりする人とつながれる可能性がある。その積み重ねによって、自身が困難な壁にぶち当たった際にも、支援してくれる人が出てくるのだという。

(2)社外イベントに参加する

 角岡は、研究者が集まる学会や交流会の場に積極的に足を運んだという。理由は、そのような社外のイベントに参加すると、意外にも自分がやりたいことに似たことを実践している人と出会えたり、アイデアを実現するためのヒントを見つけられたりすることがあるからだ。他社の手法を聞くことは、自社でプロジェクトを実行する際にも生かせるという。

(3)継続して話せる人を作る

 角岡は「自分の構想を定期的に報告できる人」を社内に作ってきた。大それたことをする必要はなく、ランチを食べる人を見つけるなどでもいい。自分の直属の上司だと利害関係が発生してしまうこともあるので、角岡いわく「斜め上の人」、例えば直接利害が関係しない人で、話ができる役職者などを作ることが重要なのだという。

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角岡の企画書。自社の内容に変更することで応用が可能だ
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