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ファミレス「ココス」が業績予想を下方修正 台風・豪雨で売り上げ減、人件費も上昇:既存店売上高が不振
ファミレスのココスジャパンが通期業績を下方修正。夏季に天候不順が相次いだ影響で、既存店売上高が不振だったことが響いた。人件費上昇も利益を圧迫した。
ファミリーレストラン「Coco's」などを展開するココスジャパン(東京都港区)は10月15日、2019年3月期(18年4月〜19年3月)の通期業績予想を下方修正すると発表した。
売上高は前回予想比26億7400万円減の575億5200万円、営業利益は7億5200万円減の11億7900万円、最終利益は4億8300万円減の6億8500万円を見込む。
7月に西日本豪雨、9月に台風が発生するなど、夏季に天候不順が相次いだ影響で、上半期(18年4〜9月)の既存店売上高が前年実績比98.1%(計画比−3.5ポイント)に落ち込んだことが響いた。
今後も伸び悩むと予想し、下半期(18年10月〜19年3月)の既存店売上高も前年実績比99.9%(計画比−3.2ポイント)での着地を見込む。
減益予想は、上半期にアルバイトスタッフの時給単価が上昇した影響で人件費が上昇したため。下半期はメニュー構成の見直しや食材ロスのコントロール強化などによって原価率の改善を目指す方針だが、既存店売上高の不振が利益を圧迫する見込みだという。
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