フィリップモリス、新型「アイコス」2機種発表 充電短縮、連続使用:サイズも小型化(1/2 ページ)
アイコスに2機種の新モデルが登場。充電を40秒短縮した「アイコス3」、10回連続で使用できる「アイコス3 マルチ」。価格は前者が1万980円、後者が8980円(ともに税込)。
フィリップ モリス ジャパンは10月23日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」の新モデル「アイコス3」「アイコス3 マルチ」を発表した。前者はホルダーの出し入れをスムーズにしたほか、充電時間を従来モデルから40秒短縮した。後者はアイコス初の連続使用に対応し、ヒートスティックを約10本連続で喫煙することが可能だ。
ともに11月15日に発売予定で、全国9カ所の「アイコスストア」と公式オンラインストアで展開する。メーカー希望小売価格(税込)はアイコス3が1万980円、アイコス3マルチが8980円。いずれもUSB Type-Cによる充電に対応する。
アイコス3は、ホルダーの上下を問わず収納可能にし、スムーズに充電できるようにした。本体とホルダーは磁石で吸着する仕様とし、思わぬ充電漏れを防ぐ。
サイズは、ポケットチャージャーが46.3(幅)×22.3(奥行き)×114.7(高さ)ミリ、ホルダーが14.4(奥行き)×92.3(高さ)ミリと、従来のモデルから小型化。重量は、ポケットチャージャーが103グラム、ホルダーが22グラム。
デザインには曲線を多く取り入れた。カラーはウォームホワイト、ブリリアントゴールド、ステラ―ブルー、ベルベットグレーの4色。
アイコス3マルチは、0秒の待ち時間で10回続けて使用できる。ポケットチャージャーとホルダーが一体化した形状で、サイズは25.4(幅)×15.1(奥行き)×119.3(高さ)ミリ。重さは50グラムで、シリーズ最軽量。片手で操作できるコンパクトさも特徴だ。
カラーはウォームホワイト、ブリリアントゴールド、ステラ―ブルー、ベルベットグレーの4色。
関連記事
- アイコス用たばこはどう作っている? スイスの工場と研究所に行ってきた
新型が発売された「アイコス」。そのヒートスティック工場と、研究・開発施設の内部を取材した。PMIの責任者に、日本・米国市場での展望についても聞いた。 - 「10本連続で吸える」新型アイコスでシェア拡大なるか フィリップモリスの挑戦
フィリップ モリス ジャパンが新型「アイコス」を発表。うち「アイコス3 マルチ」は、初の連続使用に対応し、ヒートスティックを約10本連続で喫煙できる。新端末を出す狙いは、日本の加熱式たばこ市場でシェアを伸ばし、再び圧倒的首位に立つことだ。 - 「アイコス」は紙巻きたばこより安全――フィリップモリスが強調する狙いとは
フィリップモリスが、紙巻きたばこから「アイコス(IQOS)」に切り替えると疾病リスクが下がるとの試験結果を発表。切り替えた人は、喫煙を続けても体内から発がん性物質などが減っていたという。結果はFDAに提出済みで、米国での販売許可獲得につなげる狙い。 - JT、ウィンストンに「19本入り410円」の新商品 増税後も手に取りやすく
JTが、箱内のたばこ本数を減らすことで価格を抑えた新商品を発表。ウィンストンブランドに「19本入り410円」の新商品を追加する。同ブランドの「コンパクト・ブルー」シリーズも同様の価格設定となる。 - 「アイコス」「グロー」「プルーム・テック」は何円に? 10月に値上げするたばこ銘柄まとめ
10月からたばこ税が増税となる。たばこメーカー各社は、紙巻きたばこ・加熱式たばこなどの各商品を10月1日から値上げする。各社が値上げする銘柄をまとめた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.