オリンパスは11月6日、2019年3月期通期の連結業績予想を下方修正し、営業利益は従来予想から140億円減の440億円にとどまる見通しだと発表した。前期(810億円)比で減益幅が広がる。米司法省の調査に絡み損失を計上するのに加え、ミラーレス一眼カメラ市場で競争が激化しており、映像事業が予想を下回る見通しになったため。
売上高は従来予想から100億円源の7900億円、最終利益は140億円減の260億円に修正する。
十二指腸内視鏡を巡る米司法省の調査に絡み約97億円を損失計上するほか、映像事業で売上高が100億円、営業利益が60億円下回る見通しになったことが響く。
ミラーレス一眼カメラ市場では、オリンパスやパナソニック、ソニー、富士フイルムに加え、従来型一眼レフカメラの2強、ニコンとキヤノンが本格的に参入。競争が激化している。
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