ニュース
もうすぐ4000台、世界で仮想通貨ATMが急増中 日本には10台のみ:ほとんどが欧米に集中
世界で仮想通貨ATMが急増中――。Bitcoin.comが報じたところによると、ATMの運営企業や製造メーカーの動向から推測すると、しばらくはこの増加傾向が続くという。
Bitcoin.comが報じたところによると、世界で仮想通貨ATMの台数が順調に増え続けており、ATMの運営企業や製造メーカーの動向から推測すると、しばらくはこの増加傾向が続くという。
Coinatmradar.comのデータでは、11月14日時点で世界中で稼働している仮想通貨ATMの台数は3963台あるという。ATMの71%は米国、次いで欧州(23.5%)、アジア(2.5%)、オセアニア(1.3%)――と、ほとんどが欧米に集中。日本には東京都に6台、福岡県に2台、広島県に1台、茨城県に1台の計10台だけだった。
ただ、仮想通貨の売却と購入の両方の取引が可能な仮想通貨ATMは全体の38.2%だけで、61.7%では仮想通貨の売却しかできないようだ。
現在も1日におよそ5.6台のペースで仮想通貨ATMが増え続けており、米調査会社Marketsandmarketsの調査では年間の増加率は54%を超える見通しという。
関連記事
- ミレニアル世代で高まる仮想通貨人気 半数以上は「仮想通貨投資に関心あり」
米New York Postが報じたところによると、米国でミレニアル世代(24〜35歳)を対象に実施した調査で、半数以上のミレニアル世代が仮想通貨投資に関心を示している実態が明らかとなった。 - 6000台以上のパソコンを「仮想通貨マイニングマルウェア」に感染させた疑い 韓国人5人逮捕
11月8日、韓国人の男5人が逮捕された。6000台以上のパソコンを仮想通貨マイニングのマルウェア(不正などのために作成されたソフトウェアやコードの総称)に感染させた疑いだ。 - ビットコインは衰退? リップルやイーサリアムなどが追い抜くか
金融アドバイザリー企業「deVere Group」の創設者であるナイジェル・グリーンCEOは、これからの10年でビットコインの仮想通貨産業における影響力や支配力は劇的に弱まっていくとの見解を示した。 - 「数年以内に仮想通貨市場の時価総額は10倍に膨れ上がる」 米投資企業が予測
ビットコインが上昇局面に突入すれば、仮想通貨市場の時価総額は現在価格の10倍になる――。米仮想通貨投資企業Pantera Capitalの共同最高投資責任者ジョーイ・クリュッグ氏はBloombergに対し自身の見解を語った。 - 仮想通貨は“貨幣”ではない? BISのゼネラルマネージャーが酷評
国際決済銀行(BIS)でゼネラルマネージャーを務めるアグスティン・カーステンス氏は11月1日、米マイアミ大学で開かれた講演会の場で仮想通貨を酷評した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.