ニコチン含まぬ「VAPE」がコンビニ展開 たばこを超えられるか喫煙記者が検証:普通のたばこと何が違う?(2/4 ページ)
インペリアル・タバコ・ジャパンがニコチンとタールを含まぬ「myblu(マイブルー)」を、東京都と大阪府にある一部のローソンとファミマで取り扱い始めた。“たばこキラー”になりうるか、喫煙歴18年の記者が検証した。
マイブルーを全10種類吸ってみた
マイブルーはフレーバーポッドを本体にセットすればすぐに吸うことができる。充電時間は約20分で、300回の吸引が可能とされている。フレーバーポッド2個で、たばこ3箱分の吸引が可能だという(吸引回数は吸う強さによって、個人差がある)。
国内で販売するフレーバーポッドは「メンソール」や「グリーンアップル」など全10種類で、そのうち2種類は日本限定のものだ。
喫煙歴18年の記者が実際に全種類吸ってみた。あくまで個人的な感想だが、「グリーンアップル」や「チェリークラッシュ」といったフルーツ系は総じて甘い香りが特徴で、吸った感覚は「水タバコ」に近い。人によっては「甘ったるい煙」と感じるかもしれない。会場にいたPR担当者は「ダイエット中のお菓子の代わりに吸う人もいます」と説明した。
「メンソール」は紙巻たばこや加熱式たばこなどで吸うメンソール系の銘柄から雑味を抜いたすっきりとした味わいが特徴だ。
個人的にいただけなかったのが「タバコ味」だ。タバコの煙に無理やり甘みをつけたような感じで、吸った瞬間、味のバランスの悪さに思わずむせてしまった。
これは全体的にいえることだが、煙を十分に味わうためには紙巻たばこよりも強く吸わなければいけないので、無意識に楽しめるようになるには、ある程度の慣れが必要だと感じた。また、フルーツ系の風味がする水タバコに拒否反応がない人ならば、違和感なく吸えるのではないだろうか。
関連記事
- 築46年なのに、なぜ「中銀カプセルタワー」に人は集まるのか
新橋駅から徒歩5分ほどのところにある「中銀カプセルタワービル」をご存じだろうか。立方体の箱がたくさん積まれていて、丸い窓が並んでいる。1972年に建てられたこのビルが、数年前からジワジワ人気が出ているのだ。その謎に迫ったところ……。 - BTSの「原爆Tシャツ」騒動が起きても、韓流ブームが打撃を受けない理由
「原爆Tシャツ」を着用していたことを受け、韓国の人気グループ「BTS」が揺れている。「このままでは韓流ブームに陰りが出るかもしれない」と感じている人もいるかもしれないが、筆者の窪田氏はちょっと違う見方をしている。どういうことかというと……。 - 回転すしの厨房はどうなっている? くら寿司で働く若きリーダーに見せてもらった
大手回転すしチェーンは安くてうまいすしを迅速に提供することで成長を続けてきたが、そのビジネスを支える厨房はどのようになっているのだろうか。くら寿司の新店オープンを次々と手掛ける若きリーダーに話を聞いた。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 懐かしい! 「ご当地パン」約120種類が大集合 “地元の人しか知らない”味に出会う
東武百貨店池袋本店で開催中の「第3回 IKEBUKURO パン祭」(11月14〜20日)で、懐かしい気持ちになる「全国ご当地パン」コーナー。地元のスーパーなどに行かないと出会えない袋パン約120種類が集結している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.