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ビットコインが年初来安値更新 「短期的なイベント」なのか?BCHのハードフォークを嫌気

ビットコインキャッシュのハードフォークを受け、11月14日にビットコインを含む主要仮想通貨価格が急落。ビットコイン価格は一時5300ドル台まで値を下げ、年初来安値を更新した。

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 ビットコインキャッシュのハードフォークを受け、11月14日にビットコインを含む主要仮想通貨価格が急落。10月中旬から6500ドル前後で横ばいだったビットコイン価格は一時5300ドル台まで値を下げ、年初来安値を更新した。

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ビットコインチャート(=CoinDeskより)

 米CNBCに出演した米投資機関Brian Kelly Capitalのブライアン・ケリーCEO(最高経営責任者)によると、今回のハードフォークはビットコインABCとビットコインSVの対立構造が目立つ形で行われていることなどからこれまで以上に投資家の不安を煽る結果となってしまい、ビットコインやその他主要仮想通貨の急落につながった可能性があるという。

 だがケリー氏は足元の急落について「非常に短期的なイベントだ。(投資をするには)好機でもあると思っている」と楽観的な見方を示した。「実際に、これを機に私のファンドを通じて(仮想通貨を)購入した」と明かしている。

 その一方で「ハードフォークが何なのかを理解していないようであれば、手を出さない方がいいだろう」とも警告した。

さらに下落する可能性も……

 一方、米仮想通貨投資会社CoinSharesのチーフ戦略オフィサーであるメルテム・デミロース氏は、仮想通貨相場が今後さらに下落する可能性があることを示唆した。

 ビットコインを除く仮想通貨の多くは流動性の危機に直面しているとし、「我々の予測では仮想通貨価格は75%以上、場合によっては95%程度下落することを想定している」と語った。

 「(関連企業は)従業員の解雇やコスト削減に迫られるだろう。整理が進めば、必然的に価格が0になってしまう仮想通貨も出てくるかもしれない」(デミロース氏)

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ビットコイン価格が年初来安値更新、それでも「短期的なイベント」? (イメージ)

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