「一緒に入浴」している夫婦は何割? 20〜70代に聞いた結果は……:調査で分かった“仲良し度”
配偶者と一緒に入浴している人はどの程度存在するのか? 東京ガス 都市生活研究所が調査結果を発表。20代の69.9%が「3カ月に1回以上のペースで入っている」と回答した。
配偶者と一緒に入浴している人はどの程度存在するのか? 東京ガス 都市生活研究所が調査したところ、「3カ月に1回以上のペースで、配偶者と風呂に入る」と答えた人は20代の69.9%を占めた。30代は50.2%、40代が29.1%、50代の21.1%、60代の13.4%、70代の10.2%――という結果だった。
このうち「ほぼ毎日入る」人の割合は、20代の16.4%、30代の9.4%、40代の7.9%、50代の5.8%、60代の5.2%、70代の2.6%だった。
同研究所は「新婚のときは一緒にお風呂に入ることがあっても、子どもが生まれたり、仕事が忙しくなったりして、徐々に一緒に入る機会は減るようです。ただ、50代でも約5人に1人が2〜3か月に1回くらい一緒に入っています」とみている。
夫婦で入浴する人からは、「(水道代を)節約できる」(65.2%)、「(入浴が)1回で済む」(55.7%)といった経済的なメリットや、「仲が良くなる」(44.1%)、「会話が弾む」(40.5%)、「楽しい」(33.9%)といった情緒的なメリットを感じているとの声が挙がった。
一方、そうでない人は「窮屈」(43.7%)、「くつろげない」(26.0%)、「落ち着かない」(27.2%)、「恥ずかしい」(14.4%)などのマイナスイメージを持っていることも分かった。
ただ調査では、夫婦で入浴する・しないを問わず、自宅の浴室の規模は「1.5〜2畳」程度が最多で、広さにほぼ違いはないとの結果も出た。また、夫婦で入浴している人はそうでない人よりも、自身の体調を「心身ともに良好」と感じる人が多かった。
同社は「リビングで一緒に過ごす時間が長いというご夫婦でも、実際はテレビやスマホなど別々なことをしていて、一緒の空間にいるだけ、ということも多いのではないでしょうか。それに比べて入浴時間は他のことに邪魔されずリラックスできる時間です。夫婦一緒に入浴することで、言いにくかった悩みや考えていることなどを思い切って話すことができそうです」と結論付けている。
配偶者と入浴する頻度に関する調査は2014年1月に、男女2600人を対象に実施。入浴のメリットなどに関する調査は17年2月に、男女2963人を対象に実施。いずれもインターネット上で回答を募集した。
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