ミドル世代、上司が年下や女性でやりにくかった理由の1位は「上司の実力不足」:8割は「年下上司・女性上司」経験あり
30〜40代のミドル世代の転職支援サイト「ミドルの転職」を運営するエン・ジャパンはこのほど、「年下上司・女性上司」について実施した調査結果を発表。ミドル世代で「上司が年下や女性だった経験がある」人は8割いた。
30〜40代のミドル世代の転職支援サイト「ミドルの転職」を運営するエン・ジャパンはこのほど、35歳以上の「ミドル」ユーザーを対象に「年下上司・女性上司」について実施した調査結果を発表した。これまで「上司が年下や女性だった経験がある」人は80.0%いることが分かった。
その際の上司との関係はどうだったか聞いたところ、「人による」(52%)と答えた人が最も多く、「スムーズだった」(31%)、「やりにくかった」(15%)と続いた。
「スムーズだった」理由では、「年齢や性別で判断しないと決めている」(27%)、「上司が柔軟性に優れていた」(17%)、「上司が謙虚な人柄だった」(15%)、「上司のコミュニケーションがうまかった」(12%)などが挙がった。
一方、「やりにくかった」理由で最多だったのは「上司の実力不足」(29%)で、次いで「上司の肩肘張っているような態度」(19%)、「上司の経験不足」(11%)、「上司なのに遠慮しすぎていた」(6%)という結果だった。
今後、上司が年下や女性であるケースは増えると思うかについては、88%が「増えると思う」と予測。その理由としては「実力主義が今以上に浸透するから」(57%)、「女性活躍が推進されているから」(53%)、「定年は延長されるが職位は変わることになるから」(32%)、「ダイバーシティがより普及するから」(25%)――などだった。
調査は10月1日〜11月4日にかけて、35歳以上の「ミドルの転職」ユーザー562人を対象にインターネット上で実施した。
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