26%の女性が給与の低さに不満 「総合職と同じ仕事内容だが、一般職は薄給」などの声:人間関係に不満持つ人も多数
エン・ジャパンの調査で、働く女性の97%が仕事上の悩みを抱えていることが発覚。その内容は「給料が低い」が26%でトップ。「上司・同僚との人間関係」(11%)などの回答も多かった。
働く女性の97%が仕事上の悩みを抱えている――。人材サービスのエン・ジャパンの調査でこんな事実が分かった。その内容は「給料が低い」が26%でトップ。「総合職と同じ内容の仕事をしても、一般職だと給料が全く違う」「任されている仕事や責任に対して、給料が低いと感じる」という声が寄せられた。
2番目に多かった悩みは「上司・同僚との人間関係」(11%)。「社歴が長い人の態度が横柄。仕事を手伝わされ、なかなか帰れない」「転職したばかりなので、まだなじめず、気の合う同僚がいない」という悩みが挙がった。
3番目に多かった悩みは「雇用が安定しない」(8%)。「派遣社員なので、いつ雇用を切られてしまうか分からず不安」「現在は契約社員として働いている。正社員を目指して転職活動をしようと思う反面、仕事をしながらだとなかなか動けない」との意見が出た。
以下、「評価されない」「今後のキャリアプラン(を描けない)」(ともに6%)、「仕事にやりがいがない」(5%)、「残業が多い」(4%)と続いた。
年代別にみると、20代は「上司との人間関係」(16%)、30代は「同僚との人間関係」(14%)と「仕事にやりがいがない」(9%)、40代は「今後のキャリアプラン」(14%)が他の年代よりも多い傾向がみられた。
こうした悩みを解決するための方法は「(第三者に)相談する」(36%)が最多。相談相手は「友人」「家族」「同僚」の順に多かった。
このほか「自分と向き合う」(27%)、「キャリアプランを整理する」(21%)、「悩むことをやめる」(17%)、「悩みの原因に直接アプローチする」(13%)といった対処法が寄せられた。一方、「悩みを解決する方法はない」(34%)との意見もあった。
仕事の悩みを解決できたという女性からは「同じ女性の上司に相談して、もやもやした気持ちを吐き出した。会社の体制などはなかなか変わらないが、ストレスが軽減された」「悩んだときは一度冷静になり、自分が成長するための試練だと思うようにしている。すると、あまりクヨクヨせず、目の前のことに取り組めるようになった」――などの体験談があった。
調査は2018年10月18日〜11月14日にかけて、同社のサービス「エンウィメンズワーク」を利用している女性264人を対象に、インターネット上で実施した。
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