マネジメントや育児に多忙な「40代」が働きやすい企業 ヤフーなど上位、1位は……:プライベートと仕事を両立しやすい企業は?
40代が働きやすい企業は? グローバルウェイが調査結果を発表。ヤフーなどが上位に挙がった。1位は……
管理職など責任ある業務を任される人、子育てに奮闘中の人、子育てが一段落して再び仕事に打ち込みたい人――。実生活においても仕事においてもターニングポイントを迎える人が多い40代の社会人が「働きやすい」と感じる企業はどこなのか。
転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが調査を行った結果、1位はリクルートホールディングス(5点満点中3.98点)だった。
社員からは「育児休暇もしっかり取れるし、希望すれば時短勤務など臨機応変に変更可能。自社のサービス・事業がそうであるように、ライフイベントに対する考え方は柔軟」と、プライベートと仕事を両立しやすい社風を評価する声が多かった。
2位は日本マイクロソフト(3.96点)。「年収のうち基本給の占める割合が高いが、インセンティブ制度も充実している。卓越した実績を出せば、非常に高い額のインセンティブを獲得することも可能」「年俸制なので残業という概念はなく、休日出勤も基本的にはない」などと、社員は報酬体系と労働環境を高評価していた。
3位はソニー(3.83点)。「みんなで頑張るムードがある。有休は取りやすく、子どもがいる方には最適な職場」「残業時間は月平均30時間前後で、ワークライフバランスは良い。忙しい時期もあるが、ノー残業デーがあるためメリハリはつくれる」という意見があった。
4位はヤフー(3.76点)。社員からの声は「残業が少ないほどほめられる。自分もここ3年ほどは、残業時間は月10時間程度。友人や家族と過ごす時間が持て、プライベートを充実させることができる」など。
5位は東芝(3.67点)。「主事補、主事、副参事、参事、上席参事……という階段があり、副参事までいけば世間一般と比較しても悪くない報酬が出る。基本的に、30代後半から40代前半くらいで昇格する場合が多い」との声が挙がった。
6位以下は、NEC(3.66点)。日本ヒューレット・パッカード(3.44点)、ルネサスエレクトロニクス(3.43点)、日立製作所(3.35点)、パナソニック(3.21点)――と続いた。いずれも、マネジメント業務と育児を両立できる社風、仕事のやりがい、残業の少なさなどが評価されていた。
調査は2016年4月〜18年3月に、「キャリコネ」に40代のユーザーから10件以上の評価が寄せられた企業を対象に実施。労働時間の満足度、ストレス度の低さ、給与の満足度――など6項目の評価の平均点を算出し、ランキング化した。
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