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なぜ“ビリオネア投資家”は仮想通貨に対していまだにポジティブなのか?:いつ回復基調に戻るのか
ビットコインを含むその他主要仮想通貨が弱気相場からなかなか抜け出せないでいる中、資産家でもある著名投資家たちは仮想通貨に対して、長期的な視点からいまだにポジティブであるという。
ビットコイン価格は12月7日、3297ドルまで値を下げ、年初来安値を更新した。その後やや持ち直すも、3500ドル台で軟調に推移している。
ビットコインを含むその他主要仮想通貨が弱気相場からなかなか抜け出せないでいる中、米仮想通貨投資会社Galaxy Digitalの創設者マイク・ ノボグラッツ氏や米ベンチャーキャピタル投資家のティム・ドレイパー氏などの資産家でもある著名投資家たちは仮想通貨に対して、長期的な視点からいまだにポジティブであるという。CCNが報じた。
その理由としては、彼らが相場暴落にも動じないほどの多額の資産を保有しているほかに、ビットコインのこれまでのパフォーマンスが関係しているようだ。過去9年間の推移を見てみると、ビットコインは5回ほどバブルとその崩壊を繰り返してきたという。今回もそのうちの一つのサイクルに過ぎないとの見方があるようだ。
また、今年に入って仮想通貨が暴落しても、仮想通貨関連企業や主要金融機関は仮想通貨事業を強化し取り組み続けてきた。この事実は仮想通貨が一過性のブームのものではないことの証明になったとみられる。
では、いつ仮想通貨相場は回復基調に戻るのか?過去の推移から、ビットコイン価格のサイクルは約67週間周期であるという。それを基に1万9500ドルに到達した時点から計算すると、次にビットコインが上向き始めるのは2019年第2四半期ころからであると推測されるという。
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