2015年7月27日以前の記事
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米株乱高下続きの今年、ボラティリティ投資に“うまみ”簡単に利益が手に入った?(2/2 ページ)

米株式市場はこの10年間ほぼ無風状態が続き、動揺しても一過性だったため、ボラティリティに連動する金融商品に投資して利益を上げるには、タイミングを見定める手腕が欠かせなかった。

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<凶兆>

今年のVXXの好調ぶりは株式市場にとって悪い予兆だ。投資サイトのシックス・フィギュア・インベスティングを運営するバンス・ハーウッド氏の推計によると、世界金融危機で米株式市場が大きく下げた影響で、もし当時VXXが取引されていれば2007年に40%程度上昇し、08年には2倍以上になっていたはずだという。

タイフォンのトンプソン氏も「今年は2007年とよく似ている」と話す。「来年を予想することはできないが、今年はファンダメンタルズ面で大きな変化があり、ボラティリティが低い状態から高い状態に移行した」と指摘した。

(Saqib Iqbal Ahmed記者)

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