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たった8年で4万人を集める祭典に成長 神田カレーグランプリの舞台裏:並々ならぬ情熱(4/6 ページ)
2011年から開催されている「神田カレーグランプリ」はたった8年で4万人以上を集める祭典に成長した。イベントの“素人集団”はなぜここまで成功できたのか。
実行委員会の仕事は通年にわたる
当初、カレーグランプリの実行委員は中俣氏含めて5人だった。本業をこなしながら運営業務に携わっているのだが、どのくらい大変なのだろうか。
カレーグランプリの開催概要を決めるのは3〜4月。開催概要を踏まえ、実行委員はリストにある400店以上の店舗に募集要項を郵送する。募集締め切りは5月だが、オーナーや店長に募集要項が届いていないこともある。そこで、前回参加してくれた店を中心に、電話でフォローアップする。公式ガイドブックは8月上旬に発行するが、それまでにスポンサーへの広告出稿依頼や、参加店舗の記事作成に追われる。スポンサー企業への訪問は平日にしなければいけない。
8月下旬くらいからスタンプラリーが始まるが、実行委員は投票結果の集計作業に追われる。さらに、多くの票を獲得し、グランプリ決定戦への出場権を得た店に対し、出場の意思確認も必要だ。出場店が固まったら、グランプリ決定戦のためのリーフレット作成が待っている。
こうした事実だけみても、実行委員会のメンバーがグランプリの運営に並々ならぬ情熱を傾けていることがうかがえる。
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