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2018年新車販売「N-BOX」が2年連続トップ 登録車は「ノート」が初の首位:軽自動車が上位独占
2018年の国内新車販売台数は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が2年連続のトップ。上位を軽自動車が独占した。軽を除く登録車では、日産自動車「ノート」が初の首位だった。
2018年(1〜12月)の国内新車販売台数(軽を含む)は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が前年比10.7%増の24万1870台で、2年連続のトップとなった。上位10車種のうち、7車種が軽自動車だった。
軽を除く登録車では、日産自動車「ノート」が初のトップ。1.9%減となったものの、トヨタ自動車「アクア」を約1万台上回る13万6324台を販売した。
ホンダによると、N-BOXの販売台数はシリーズとして過去最高を更新。軽四輪車の新車販売台数では、4年連続で首位を守っている。
ノートは、16年11月に追加した電動パワートレイン「e-POWER」搭載モデルが好調。日産によると、18年12月までに「ノート e-POWER」の国内販売台数は20万台を突破した。ただ、軽自動車を含めたランキングでは5位にとどまった。
全体の2位はスズキ「スペーシア」で、45.2%増の15万2104台。3位は日産「デイズ」。2.9%増の14万1495台だった。4位はダイハツ工業の「タント」で、3.4%減の13万6558台だった。
6〜10位は、ダイハツ「ムーヴ」、トヨタ「アクア」、トヨタ「プリウス」、スズキ「ワゴンR」、ダイハツ「ミラ」がランクインした。
車名別の新車販売台数は、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1月10日に発表した。
車名 | 台数 | |
---|---|---|
1 | N-BOX(ホンダ) | 241,870(10.7) |
2 | スペーシア(スズキ) | 152,104(45.2) |
3 | デイズ(日産) | 141,495(2.9) |
4 | タント(ダイハツ) | 136,558(-3.4) |
5 | ノート(日産) | 136,324(-1.9) |
6 | ムーヴ(ダイハツ) | 135,896(-3.9) |
7 | アクア(トヨタ) | 126,561(-3.8) |
8 | プリウス(トヨタ) | 115,462(-28.2) |
9 | ワゴンR(スズキ) | 108,013(-5.8) |
10 | ミラ(ダイハツ) | 107,283(12.0) |
台数のカッコ内は前年比増減率、単位は% |
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