日産「エクストレイル」一部改良 スポーティーブランド「AUTECH」も設定:ハイビームアシストなど標準装備(1/2 ページ)
日産自動車は、SUV「エクストレイル」の一部を仕様向上し、1月28日に発売する。カスタムカーブランド「AUTECH」も新たに設定した。
日産自動車は1月11日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「エクストレイル」の一部を仕様向上し、1月28日に発売すると発表した。「ハイビームアシスト」を全車標準装備とするなど、安全装備の充実を図った。
また、仕様向上したエクストレイルをベースに、カスタムカーブランド「AUTECH(オーテック)」も設定。同日に発売する。AUTECHブランドの設定は、2018年の「セレナ」「ノート」に続く第3弾となる。
標準装備の安全機能を拡充
エクストレイルはSUVとしての高い走行性能に加え、被害軽減ブレーキなどの先進安全機能が好評だという。また18年には、高速道路などの自動車専用道路における同一車線走行を自動運転で支援するシステム「プロパイロット」を搭載している。
今回の改良では、ハイビームアシストのほか、「日産オリジナルナビ取付パッケージ」を全車標準装備にした。また、標準装備の「踏み間違い衝突防止アシスト」機能に、前進時歩行者検知機能を追加。「20X」グレードについては、LEDヘッドライトを標準装備にしている。
希望小売価格(税込)は、223万1280円〜330万2640円。
メタル調の専用パーツを採用
AUTECHは、スポーティーかつプレミアム感の高いスタイリングや素材を取り入れたブランド。
今回設定したエクストレイルでは、エクステリアにメタル調フィニッシュの専用パーツを採用し、上質さと先進性を表現。19インチに大径化した専用デザインのアルミホイールや、左右2本出しタイプのマフラーなどを装備した。ボディーカラーは、AUTECH専用カラー「カスピアンブルー」を含む全7色。
インテリアは、エクストレイル唯一となる本革シートを採用。AUTECHブランドを象徴するカラーであるブルーを随所にあしらっている。上質な素材を使って、細部までつくり込んだ。
希望小売価格(税込)は、307万8000円〜380万4840円。
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