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トヨタや日本郵便を抑え、20代の残業時間が最も少ない会社は?:キャリコネ調査
20代の残業時間が少ない企業はどこ? 企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が調査結果を発表した。
多くの人が社会人デビューし、仕事を通じてさまざまな経験を積んでいく20代。そんな20代の残業時間が少ない企業はどこ? 企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が1月29日に調査結果を発表した。
最も残業時間が少なかったのは、保険会社大手の第一生命保険で月平均残業時間は9.9時間。同社では残業を原則午後6時半までとし、午後8時には全社でPCがシャットダウンするなど、長時間残業の抑制に力を入れている。また、育児や介護などを考慮したさまざまなフォローアップ制度を導入し、働きやすい環境を整備しているという。
2位は日本郵便で同14.0時間。残業は1分単位で申請可能であるほか、労使で時間外労働の上限などを決める「36協定」を徹底していて、どんなに多忙でも残業は1日4時間までという社員の声もある。
以下は、トヨタ自動車(15.6時間)、デンソー(16.7時間)、イオンリテール(19.6時間)と続いた。
同調査は、2017年4月1日〜2018年3月31日に実施。「日経業界地図 2018年版」に記載があり、キャリコネに20代のユーザーから給与・残業情報が10件以上寄せられた企業を対象にした。
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