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結婚や出産後、女性の再就職に学歴は影響するか?:学歴よりも実務スキルが重要だが
結婚や出産後の女性の再就職に学歴が影響すると考える人は42%にのぼるが、全体としては「学歴よりも職務経験が重視される」と考える人が過半数だった。
女性が結婚や出産後に再就職する際に、「学歴が影響する」と考えている主婦は42%にのぼった。主婦に特化した人材サービスを運営するビースタイル(東京都新宿区)の調査機関、しゅふJOB総研が調査した。
キャリア形成において学歴が最も影響するのは、新卒入社時だと考える人が63%と過半数だが、その後も強い影響を持っていると考える人が多い結果となった。再就職だけでなく、「出産後の女性の出世」についても48%が「学歴が関係ある」と考えていた。ただし、学歴別に見ると、四年制大学以上では「影響しないと思う」と答えた人のほうが「影響する」よりも多かった。
また全体としては、学歴よりも職務経験が重視されると感じている人が過半数を占めた。学歴の重要度については差があっても、最も重視されるのは実務スキルや職務経験だと認識されているようだ。
こうした認識からか、「子供が女の子だとしたら、将来のキャリアを考えてお子さんに高学歴を望みますか?」という質問では、46%が「望む」と回答し、「望まない」(17%)を大きく上回った。その傾向は四年制大学以上の人が59%なのに対して、高校/専門学校/短大卒では39%に留まった。
今回の調査は2018年7月17日から7月31日まで、ビースタイルの主婦向けサービスの登録ユーザー770名に、インターネットを通じて行われた。
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