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メルカリのスマホ決済「メルペイ」リリース 「iD」対応、コンビニなど約90万カ所で使える:当初はiOSのみ
スマホ決済サービス「メルペイ」がリリース。フリマアプリ「メルカリ」の取引で入手した売上金をそのまま加盟店などで使える点が特徴。当初はiOSのみで提供するが、NTTドコモが運営する非接触決済サービス「iD」に対応する。
メルカリの金融子会社メルペイは2月13日、スマホ決済サービス「メルペイ」をリリースした。当初はiOSのみで提供し、NTTドコモが展開する非接触決済サービス「iD」に対応。コンビニやレストランなど、全国の約90万カ所の加盟店で利用できる。
メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」の取引で入手した売上金をそのまま加盟店などで使える点が特徴。同アプリ(iOS版)の一機能として展開し、バージョン「4.4.0」にアップデートすることで利用できる。
社長は慎重な姿勢を見せていたが……
メルカリは2017年末にメルペイを発表後、積極的に投資して準備を進めてきた。メルカリの小泉文明社長は2月7日の決算会見でメルペイに言及し、「金融サービスである以上、『取りあえず出してみて、バグがあったら後から修正する』といった対応では責任を果たせない。現在は慎重に準備しているため、もうしばらくお待ちいただきたい」と説明していたが、その発言から約1週間でのサービス開始となった。
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