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「睡眠時間が長い社員」に報酬 異例の福利厚生はなぜ生まれ、どんな効果を生んだ?ブライダル企業「CRAZY」社長が語る(3/3 ページ)

ブライダル企業のCRAZYは、18年10月から「睡眠時間が長い社員」に報酬を付与する福利厚生制度を始めている。なぜこれを導入したのか。導入から5カ月でどんな変化があったのか。森山和彦社長が会見を開き、報道陣に語った。

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スポーツをした社員にもポイント付与へ

 今後は、睡眠以外の健康的な取り組みに対してもインセンティブを付与していく計画で、「(健康的な)食事をした社員や、スポーツをした社員にポイントを提供する案も検討中」(森山社長)とのこと。“業務外”の行動が対象なので強制的な管理はできないが、こうした工夫を凝らすことで社員の体調やモチベーションを保っていくという。

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CRAZYが運営する結婚式場「IWAI OMOTESANDO」

 社員のコミュニケーションの活性化にも注力する森山社長は、社員全員が一堂に会し、毎日一緒に昼食をとることも制度化している。現在はすっかり定着しているそうだが、当初は多様な反響があり、なじむまでに6年ほどかかったという。睡眠報酬制度の定着もじっくりと進める考えで、「1年か、もっとかかりそうだが、たくさんの人に利用してもらいたい」(森山社長)と意気込んだ。

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