調査リポート
入社の決め手は? 平成元年組と30年組で違い:やっぱり給料
平成元年に入社した人と、平成30年に入社した人――。仕事に対する考え方にどのような違いがあるのだろうか。会社に入社した決め手を聞いたところ……。スタッフサービス・ホールディングス調べ。
平成元年に入社した人と、平成30年に入社した人――。仕事に対する考え方にどのような違いがあるのだろうか。会社に入社した決め手を聞いたところ、元年組は「やりがい」(29.8%)が最も多かったのに対し、30年組は「給与」(23.6%)であることが、スタッフサービス・ホールディングスの調査で分かった。
元年組は「企業の知名度・企業規模」(18.2%)の声が多く(30年組は9.7%)、安定した企業が人気だったことがうかがえた。一方、30年組は「社員との相性」(10.9%)が多く(元年組は3.5%)、「近年では『人間関係』の重要性が向上していることが分かった」(スタッフサービス・ホールディングス)
新卒入社時に、何年間その企業(または団体)で働こうと考えていたのだろうか。元年組は「定年まで」(38.0%)がトップ。一方、30年組は「3年以内」(27.9%)という結果に。
「〜5年以内」と答えたのは、元年組が15.5%なのに対し、30年組は47.3%。「働き方や景気・社会動向などの変化に合わせ、『終身雇用』の時代から『転職が当たり前』の時代へと変化していることがあらためて明らかになった」(同)
インターネットを使った調査で、平成元年に社会人になった人と平成30年に社会人になった人、合わせて512人が回答した。調査期間は2月8日から11日まで。
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