2015年7月27日以前の記事
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就活生暴行事件を生んだ真犯人OB訪問という罠(3/3 ページ)

就職活動中の学生と個人的に会い、性的暴行を加えた一流企業社員が懲戒解雇されました。大学のキャリア支援の現場でも学生に注意喚起をしていますが、一方で事件を生む土壌も現在の就活システムには潜んでいるのです。

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 今回の暴行犯人は懲戒解雇されましたが、企業はこうした動きに特に敏感になる必要があります。バイトテロ同様に、企業の存亡にかかわる重大な信用問題となるリスクを、一部とはいえ抱えているのです。

 格差社会の定着した日本で、一流会社社員は確実に差を付けた側です。その強烈なエリート意識や万能感を勘違いする馬鹿者を、絶対に出さないよう十二分にコンプライアンス研修を徹底しなければならない事態となったといえるでしょう。悪いのは犯罪を犯した本人ですが、それをのさばらせる環境も、こうした事件の土壌だと思います。(増沢隆太)

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