会社の花見で救急車 おじさんだからこそ味わった「飲みすぎ」の代償と注意点:危機管理の盲点とは?(1/5 ページ)
会社の花見でお酒を飲みすぎた38歳の筆者は救急車で病院に搬送された。「おじさん」が倒れると上司や同僚にどんな迷惑をかけるのか。実体験をもとに、ビジネスパーソンとお酒の関係を考える。
東京都内の桜は今が満開で、会社の同僚や上司とお花見を楽しんでいる人も多いのでは。
私事で恐縮なのだが、38歳の「おじさん記者」である筆者は会社の花見において、お酒を飲み過ぎてしまったため、救急車で病院に搬送されてしまった。
誰でもお酒の失敗は一度や二度はあると思う。筆者自身もお酒を飲み始めた学生時代にはたくさんの失敗をして、多くの人に不快な思いをさせてしまったことを今でも深く反省している。
今回の経験を通し、職場の飲み会でおじさん社員が倒れてしまうと、独身の若手社員とは比べものにならないほど大きな影響を周囲に及ぼしてしまうことを痛感した。また、飲み会における危機管理上の盲点も明らかになった。みなさんが同じような悲劇を繰り返さないために、筆者の体験をシェアしたいと思う。
記憶をなくすまでが早かった
まず、事実関係について簡単に説明しよう。
筆者が職場の同僚や上司と花見に出かけたのは4月2日の夕方だ。都内の某会場にレジャーシートを敷き、おのおのがお酒やつまみを持ち寄った。
筆者は飲酒歴18年のベテランなので、すきっ腹にお酒を入れることはせず、焼き鳥やハンバーグなどを食べながら500ミリリットルの缶ビールを飲みほした。その後、上司が購入した日本酒を談笑しながら楽しく飲み続けた。
ここから先、筆者の記憶はほとんどない。花見会場にいた関係者の証言を総合すると、2人の上司(どちらも男性)に抱きついてキスをしてしまったようだ。もちろん、男性であろうと女性であろうと、これは許される行為ではない。
酒を飲みすぎたせいか、2次会の店へ移動する際には自分1人で立つことができず、上司につかまりながら歩き続けた。その後、座り込み、満足に立つことができなかったばかりか、頭を地面にぶつけてしまったので、午後9時ごろ、上司の判断で救急車を呼んだ。
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