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世界の要人が食べた「とんこつ不使用ラーメン」の正体 G20財務相会議の歓迎行事で提供:イスラム教徒向けではない(2/2 ページ)
主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が、6月8日から開催された。歓迎レセプションでは「100%とんこつ不使用ラーメン」がふるまわれた。どのようなラーメンなのだろうか。
「イスラム教徒向け」ではない
一蘭はとんこつ不使用ラーメンを提供しているが、ハラール認証は取得していない。あくまで「ノンポーク・ノンアルコール」を前面に打ち出しており、「イスラム教徒向けではない」と強調している。とんこつ不使用ラーメンのスープや麺は、通常のとんこつラーメンと同じ工場内で製造している。「豚が苦手だけどとんこつラーメンを食べてみたい」といったお客を想定している。豚を使わないラーメンの開発には20年近くの時間がかかっており、専門店の出店を検討し始めたのは5年ほど前だ。
一蘭は、とんこつ不使用ラーメンの2号店となる「一蘭 なんば御堂筋店」(大阪市)を19年8月にオープンする方向で調整している。1店目の客足が好調なことや、「他のエリアにも出店してほしい」という要望があったことなどが背景にあったという。
世界中の要人が食べたとんこつ不使用ラーメンを提供する専門店はどこまで増えるだろうか。
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