コラム
社員同士でボーナスを贈り合う「第3の給与」 ユニークな発想がもたらした意外な効能とは?:お礼の原資は会社負担(1/3 ページ)
SNSの「いいね」のように、社員同士が気軽に報酬を贈り合う新しい試みは、社内コミュニケーションの活性化だけでなく、人事の課題を解決する意外な効用をもたらした。
組織の力を最大限に引き出すためには、組織を構成する社員のモチベーションを引き出すことはもちろん、スキルを生かせる人材配置の最適化が重要なことは言うまでもない。
外部人材を含め、組織全体がどのように機能しているのかを把握し、評価できる仕組みがあれば、もっと業務を効率化できるのに……と、進む方向は分かっていても、どのようにして前に進めばいいのか、明確な指針を作れないという悩みを持つ人事担当者もいるかもしれない。
人材の新たなスキル発見、見えづらい外注社員などの役割も可視化
これらの課題に対し、ユニークなアプローチで解決策を提供しているベンチャーがある。設立3年目となる日本のテックベンチャーが提供する「Unipos」(ユニポス)だ。
現在は多くの企業が、社員同士が所属部署や勤務場所を越えて、ネットを通じて連絡できる手段を電子メール以外にも持たせ、社内の情報コミュニティーを活性化させている。
Uniposは、企業向けSNSともいえる社内コミュニティーを活発にさせるため、業務上、何らかのケースで助けられた場合に、助けてくれた同僚にご褒美をプレゼントするシステムだ。
では、なぜ彼らのシステムが人事ネットワークの可視化につながるのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.