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上川隆也が所属していた劇団「演劇集団キャラメルボックス」の運営会社が破産開始決定、負債総額5億2071万円:観客動員の伸び悩みが原因
上川隆也さんが所属していた劇団「演劇集団キャラメルボックス」の運営会社ネビュラプロジェクト(東京都中野区)が6月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた
東京商工リサーチによると、かつて俳優の上川隆也さんが所属していた劇団「演劇集団キャラメルボックス」の運営会社ネビュラプロジェクト(東京都中野区)が6月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には東京丸の内法律事務所の永野剛志弁護士が選任された。負債総額は債権者228人に対して5億2071万円。
ネビュラプロジェクトは演劇興業会社で、劇団「演劇集団キャラメルボックス」を運営していた。キャラメルボックスは早稲田大学の演劇サークル出身者を中心に結成された劇団で、脚本・演出家の成井豊氏らが旗揚げした。人気俳優の上川隆也氏がかつて所属していたことでも知られ、演劇界では有数の知名度を誇っていた。上川隆也はNHKドラマ『大地の子』の主演を務めたほか、NHK大河ドラマ『功名が辻』、映画『沈まぬ太陽』などに出演した。
ネビュラプロジェクトはキャラメルボックスの公演企画、ノベルティ製作、俳優マネジメントを手掛け、2006年1月期は10億1000万円を売り上げていた。しかし、その後は観客動員数の伸び悩みなどから売り上げは減少に転じ、18年1月期の売上高は約5億円に落ち込んでいた。5月31日には公式サイトでキャラメルボックスの活動休止を発表していた。
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