コンビニがけん引するキャッシュレス決済 5カ月で3倍に
スマートフォンを使ったキャッシュレス決済の利用先として、コンビニが5カ月前の3倍に伸びている。スマートフォン決済利用者のうちコンビニでの利用は73%に達した。
スマートサウンド・ラボが行った調査によると、スマートフォンを使ったキャッシュレス決済の利用先として、コンビニが5カ月前の3倍に伸びていることが分かった。スマートフォン決済利用者のうちコンビニでの利用は、2019年1月の調査では26%だったが、6月の調査では73%に増加している。
ローソンでは17年から「Alipay」「LINE Pay」「楽天ペイ」に対応。18年には「d払い」と「Origami Pay」に対応し、19年1月には「PayPay」を利用可能にした。ファミリーマートは18年末から「LINE Pay」「楽天ペイ」「PayPay」「d払い」に対応、19年には「Alipay」「WeChat Pay」の取り扱いも開始している。
最大手のセブン-イレブンも7月1日から、独自の「7pay」および、「PayPay」「メルペイ」「LINE Pay」「Alipay」「WeChat Pay」に対応する予定だ。
コンビニ側のスマートフォン決済対応の進展に加え、決済事業者も相次いでコンビニ利用を狙ったキャンペーンを展開している。メルペイは一部コンビニでの利用で70%還元キャンペーンを5月、6月と実施(14日の記事参照)。7月11日からはPayPay、LINE Pay、メルペイ3社がセブン-イレブンでの利用を対象に共同キャンペーンを行う予定だ(24日の記事参照)。
日常的にスマートフォン決済を利用している人の比率も、1月調査時の24%から31%に増加した。本調査は、6月4日から5日にかけて、全国の10〜60代の男女206人にインターネット上で行われた。
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