20代で年収1000万円を狙える企業はどこ? 社員のクチコミを分析
就職・転職のための口コミサイト「OpenWork」を運営するオープンワークは8月28日、 「20代で年収1000万円が狙える企業」を発表した。実際に働く社員のクチコミを分析したところ……。
就職・転職のためのクチコミサイト「OpenWork」を運営するオープンワークは8月28日、 「20代で年収1000万円が狙える企業」 を発表した。実際に働く社員のクチコミを分析したところ、20代でそれだけの報酬を得るには基本給にプラスされる手当やインセンティブ、ボーナスが大きく影響していることがうかがえた。
営業職(証券、保険、不動産)でみると、「大和証券」「野村證券」「プルデンシャル生命保険」「日本生命保険」「東京海上日動火災保険」「大和ハウス工業」「東急リバブル」「大東建託」の社名が並んだ。大和証券で働いている、女性(営業)からは「5年目で年収1100万。給料800万、ボーナスプラス月間賞、社長賞300万。6年目から課長代理になりさらに上がる予定。給料水準は非常に高く、実績次第でボーナスや賞金がもらえる。残業は全てきっちり付く。仕事内容が非常に厳しいのでこれくらいもらって普通と思うが、改めて金額を見るとやはりよくいただいていると感じる」といったコメントがあった。
金融専門職については「大和証券」「野村證券」「日興アセットマネジメント」「JPモルガン証券」「ゴールドマン・サックス証券」「メリルリンチ日本証券」「ドイツ証券」「バークレイズ証券」という結果に。野村證券で働いている男性(リテール)からは「4年目で年収1200万円。2年目でトップセールスだったので、1回のボーナスで400万円くらいもらったこともあった」といった声があった。
海外駐在(総合商社・プラント)については「伊藤忠商事」「丸紅」「三井物産」「三菱商事」「住友商事」「双日」「千代田化工建設」「日揮」、コンサルティングについては「アクセンチュア」「ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド」「ボストン・コンサルティング・グループ」「日本総合研究所」の社名が並んだ。
マスコミについては、「電通」「テレビ朝日」「小学館」が若いうちから稼げる企業のようだ。テレビ朝日で働いている女性(総合職)からは「新卒で年収900万前後。20代中頃〜後半で1000万円前後。月収は普通だが、ボーナスが異様に高額。夏は手取りで120〜150万。冬は220〜250万。それに加えて春(4月)と秋(10月)にも、数十万が支払われる」といったコメントがあった。
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