「実力に見合った給与を受け取っていない」、プロフェッショナル人材の38%
自分自身のことを専門的な技能を持つ「プロフェッショナル人材」だと思いますか? 年収600万円以上のビジネスパーソンに聞いたところ、47.4%が「そう思う」と回答していることがサーキュレーションの調査で分かった。
自分自身のことを専門的な技能を持つ「プロフェッショナル人材」だと思いますか? 年収600万円以上のビジネスパーソンに聞いたところ、47.4%が「そう思う」と回答していることがサーキュレーションの調査で分かった。年収800万円以上だと53.2%、年収1000万円以上だと54.2%が「そう思う」と答えており、年収による違いはそれほどうかがえなかった。
自分自身を「プロフェッショナル人材」だと思っている人のうち、38.0%が「実力に見合った給料を受け取っていないと思う」と回答。「実力に見合った給料を受け取っていないと思う」人を年収別にみると、年収800万円以上だと36.4%、年収1000万円以上だと31.9%。「給与面の現実と理想との間でギャップがあることが分かった」(サーキュレーション)
自分のことを「プロフェッショナル人材」だと思っている人のうち、80.6%は「働き方を変えたいと思ったことがある」と回答。働き方を変えたいと思ったきっかけを聞いたところ「収入を増やしたい」(64.9%)が最も多く、次いで「より自分の能力/資格を生かしたい」(42.7%)、「自分の裁量で仕事がしたい」(37.0%)、「自分のやりたい仕事に集中したい」(29.4%)が続いた。
年収800万円以上でみると「より自分の能力/資格を生かしたい」(51.4%)、「自分の裁量で仕事がしたい」(41.9%)が高かった。「給与面でのギャップを感じつつもより自分のスキルを生かした働き方を望む人が多いことがうかがえた」(同)
採用に関与している部長以上のビジネスパーソン300人と、年収600万円以上の300人が回答した。調査期間は6月18日から21日まで。
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