メルペイ、新キャンペーンに人気YouTuber起用の理由 友達招待で最大1億円
メルペイの新キャンペーン「すすメルペイ」は人気YouTuberの「HIKAKIN」と「はじめしゃちょー」をCMキャラクターに起用。狙いは若年層の取り込みだ。
メルペイは8月30日、新たなキャンペーン「すすメルペイ」を発表した。9月16日までの期間中、友達招待で一人あたり1000円分のポイントを付与する。招待された側も1000円分のポイントを受け取れる。一人あたりの付与上限は1億円。
キャンペーンには、人気YouTuberの「HIKAKIN」と「はじめしゃちょー」をCMキャラクターに起用した。テレビCMのほか、YouTubeやSNSなどを通じてキャンペーンを訴求する。招待コードとして「HAJIKIN」を入力して本人確認を行うと、その人数✕1000ポイント相当を企画費用として行う特別イベントも実施する。
YouTuber起用の狙いは若年層の取り込みだ。「メルカリ利用者は7割が10代から30代の若い世代。しかし若年層ほど、キャッシュレスの利用率は低い。20代は最も口コミを参考にすると答えており、最も影響を受ける人の中に、ネットインフルエンサーが入っている」(マーケティング責任者の山代真啓氏)
スマホ決済の利用者の中心は、現在30〜40代の男性。メルペイにとっては、主な利用者である若年層の取り込みが伸び代となる。
「昨今テレビを見なくなっているという背景もある。(YouTubrは)身近な存在で、いろいろなものを試している。単に人気なのではなく、実際にサービスを使っていることが強い」(山代氏)
メルペイはサービス開始から125日後の6月18日に登録者数が200万人を突破。これまでも各種のキャンペーンを実施してきたが、「メルペイあと払い」のキャンペーンについては「手応えがあった。チャージせずに使えることが便利だと評価された。定着率を見ても、高い」(山代氏)と話した。
招待する相手はメルペイ未登録のユーザーが対象。招待コードを送付し、受け取った人が9月17日までに本人確認が終了した場合にポイントを付与する。
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