フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは9月11日、消費税率引き上げへの対応方針を明らかにした。ユーザーの利便性を考慮し、販売手数料や配送サービス利用料、振込手数料などは基本的に変更せず、現行の料金を据え置く。ただし、メルカリストアで販売している配送資材の一部については、値上げを行うとした。
10月1日以降も、販売手数料は売上金の10%、決済手数料は100円(税込、以下同)、売上金の振込手数料は200円のまま変わらない。配送サービス利用料は、サービスごとに据え置きとなる。例えば、ヤマト運輸を使って全国一律の送料で送れる「らくらくメルカリ便」の場合は、A4サイズの「ネコポス」なら195円、小型の「宅急便コンパクト」は380円、60サイズの宅急便は700円を維持するとしている。
値上げを行うのは、メルカリストアで販売している梱包材「宅急便コンパクト専用箱(5枚セット)」のみ。現行価格は310円だが、10月1日から350円になる。
また、消費税率引き上げに合わせて、運営元であるメルカリがフリマアプリ内で新品商品を販売するサービス「メルカリブックス」の価格表示を変更。現在は消費税8%の税込価格を表示しているが、10月1日からは消費税10%の税込価格表示に切り替えるとした。
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