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ドンキが増税前に8%値引きを実施 史上初のグループ統一セールで100億円還元目指す:過去最大規模
ドンキが消費増税前に8%値引きセールを実施。日用消耗品、家庭雑貨、衣料品、化粧品、カー用品などが対象。グループ統一のセールは史上初で、過去最大規模となる。
ドン・キホーテは、会計金額(本体価格)から8%値引きをする企画「ドン・キホーテが8%も負担するゼィ!」を9月14日〜30日に実施する。全国にあるドンキグループの384店舗で実施(一部店舗除く)。
値引きの対象となるのは、日用消耗品、家庭雑貨、化粧品、玩具、カー用品、ブランド品、家電製品など。対象外商品は、食料品、飲料、酒類、たばこ、カウンセリング化粧品、書籍、CDなど。
現金・キャッシュレスなどの決済手段に関係なく、全てのお客を対象に8%値引きを実施する。さらに、ドンキの電子マネー「majica(マジカ)」会員に対しては、チャージの際に追加のポイントを付与。付与されるポイント率は、majicaランクによって異なる。広報担当者によると、これらの施策を通して総額100億円の還元を目指すという。
ドンキは店長や売り場担当者の裁量で商品を仕入れ、売り場のレイアウトを変更し、値引きを行う「個店主義」を採用している。これまではエリアや店ごとにセールを実施してきたが、今回のようにグループ横断の統一セールを行うのは初めて。セールの規模としては過去最大となる。「日頃のご愛顧への感謝」(広報担当者)や、消費増税前にお客の来店動機を高める狙いがある。
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