ホリエモンが立ち食い高級焼き肉店をオープン 会員制「WAGYUMAFIA」の新業態:会員でなくても味わえる(3/4 ページ)
ホリエモンが立ち食い高級焼き肉店をオープン。会員制「WAGYUMAFIA」でしか食べられない高級和牛を提供する。インバウンド客や富裕層を狙う店舗に行ってみた。
なぜこの店をオープンしたのか
ゆっくりと落ち着いた雰囲気で食べるイメージがある高級焼き肉だが、なぜ、立ち食いという方式を選んだのだろうか。
浜田氏は「美食の街として有名なスペインのサンセバスチャンには、立ち食い形式の店も多い。世界のトレンドを和牛にも取り入れた」と説明する。また、日本を訪れる富裕層の中にはおいしいものをサクッと食べたいというニーズがあり、立ち食いに商機があると見込んだ。
堀江氏は「(一般的な)空中階の店と比べると、内装には法外なお金をかけている」と説明する。一般的な高級焼き肉店らしくない内装にすることで、ナンバーワンの存在にする意図があるという。
YAKINIKUMAFIAはなぜ、歌舞伎町にオープンしたのか。それは、この地がインバウンド客に人気のスポットであるのが大きな理由だ。同店のメニューは英語となっており、日本語の表記はない。この地でYAKINIKUMAFIAを試し、世界に打って出る狙いがある。今後、香港、マニラ、ロンドン、ニューヨークに出店する予定だ。国内では、インバウンド客に人気の主要都市に、20店舗程度出店する計画だという。
WAGYUMAFIAは最上級のブランドで、YAKINIKUMAFIAはその次に来る位置付けだ。浜田氏によると、最も売り上げのある香港のWAGYUMAFIAは年商6億円。歌舞伎町のYAKINIKUMAFIAは年商1億5000万円程度を見込む。
浜田氏によると、日本の高級牛肉の代名詞である「WAGYU」は世界の料理界において「最高峰のランクの肉」として認識されていると説明する。手間をかけて育てた和牛の良さを世界に広め、より高い価格で売っていくのが狙いだ。堀江氏と浜田氏の和牛を軸としたビジネスはどこまで拡大していくのか。
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