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石原さとみが魅力語る 東京2020パラリンピックで東京は変われるか新連載「パラリンピックで日本が変わる」(2/4 ページ)

石原さとみがカウントダウンセレモニーでパラスポーツの魅力語った東京2020パラリンピック。スポーツ庁の鈴木大地長官をはじめ東京2020パラリンピックに関わる人々やスポンサー企業、選手たちに取材し、現状をどのように受け止めているのかを聞いた。

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パラスポーツの楽しさを知る子どもたち 

 トークショーの後には、地元の小学校や特別支援学校の児童が、パラリンピックへの思いを書いたランタンを打ち上げた。

 脳性麻痺(まひ)のため生まれた時から車いすで生活している墨東特別支援学校5年生の安田晄太郎くんもランタンの打ち上げに参加した。打ち上げの際、あいさつの大役も務めた安田くんは「ど緊張しました(笑)」とおどけながら、パラスポーツについて話してくれた。

――パラスポーツでは、何の競技が好きですか?

安田くん: ボッチャと、パラリンピックの種目ではないけどカローリングです。キャッチボールとか、投げることが好きです。体を動かすことは好きですけど、勉強はちょっと(笑)。

――パラリンピックは楽しみですか?

安田くん: 楽しみですね。

――将来パラリンピックに出てみたい?

安田くん: 水泳とか、ボッチャに出てみたい。カヌーの体験があったら行きたいです。

 安田くんは学校でもさまざまなパラスポーツを体験していて、すでにその楽しさを知っている。そしてまだやったことがないカヌーを体験してみたいと話してくれた。

 特別支援学校に限らず、都内、特に大会会場がある自治体の小学校では多くの児童がパラスポーツを体験している。日本財団パラリンピックサポートセンターが作成したパラリンピック教材 「I’mPossible 」を活用して、座学やパラスポーツ体験を進めている学校も多い。大人よりも子どもたちの方がすでにパラリンピックを知っているというのが、日本の現状のようだ。

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ランタンを手に持つ江東区立豊洲西小学校と東京都立墨東特別支援学校の児童たち
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インタビューを受ける安田晄太郎くん

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