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【前編】食べログはなぜ何年も炎上し続けるのか?専門家のイロメガネ(1/5 ページ)

たびたび炎上する食べログ。先日も、Twitter投稿を元に有料加盟とレビューの点数操作をめぐる疑惑が話題になっている。炎上が続く根本の原因としては、一番の理由は広告料の存在だ。口コミサイトを名乗りながら広告を売るというは矛盾が内包されている。

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 10月1日、1つのツイートが話題になった。レシピ情報を発信する料理研究家が、とある居酒屋に掲示された「当店は食べログへの掲載を断りします。」と題した張り紙を撮影したものだ。張り紙の内容は以下の通りだ。

食べログユーザー会員は出入り禁止です。食べログヘビーユーザーは傍若無人、独善的、自ら神のごとき口コミに迷惑しまして禁止します。大切なお客様に評価していただきますので、食べログヤクザの評価は結構です。食べログみかじめ料のお支払いお断り!

※リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ のツイートより

 張り紙にはこの後にいくつか客への注意喚起も書いてあるが、注目された部分は食べログに関する記述で強烈な敵意むき出しの内容だ。

 そしてこのツイートをきっかけに、食べログに関する話題が多数噴出した。「星の評価が急に下がり、食べログから広告料を払えば元に戻すと電話がかかってきた」といった飲食店オーナーを名乗る匿名アカウントのツイートも、数万件のリツイートや「いいね」を集めるに至る(現在は削除)。

 2005年にサービス開始以降、レストラン情報サイトとしては後発といってもいい食べログは、月間利用者数1億1877万人、月間PV20億4870PV、掲載店舗数89万件以上、口コミ数3200万件(食べログ 媒体資料 株式会社カカクコム 2019/10/12より)と圧倒的な規模と影響力を誇るが、常に話題となる問題と疑惑がある。


レストラン情報サイトとして圧倒的な規模と影響力を誇る食べログ
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