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毎月自由に使えるお金はいくら? 格差社会を感じさせる調査結果に:食費や家賃が負担に
ビッグローブが20〜60代の男女1000人に対して調査。「毎月、自由に使えるお金はいくらか」や「現在、負担を感じている費目」などを質問。格差社会を感じさせるような結果が出た。
ビッグローブが「お金に関する意識調査」を20〜60代の男女1000人に対して実施した。「毎月、自由に使えるお金はいくらか」と質問したところ、最も多い回答が「1万円未満」(23.0%)だった。
次に多かったのは「2万円〜3万円未満」(18.8%)で、「1万円〜2万円未満」(14.9%)、「自由に使えるお金はない」(8.4%)と続く。
「貧富の格差を感じることがあるか」という質問に対しては、「ある」(47.4%)が最も多く、「たまにある」(37.7%)、「あまりない」(11.6%)、「ない」(3.3%)と続いた。貧富の格差を感じたことがある人の割合は9割近くに達した。
「現在、負担を感じている費目」(複数回答)という質問に対しては、「食費」(33.5%)が最も多く、「家賃・住宅ローン」(33.1%)、「各種税金」(32.3%)、「社会保障費」(28.9%)、「医療費」(22.5%)と続いた。
「1カ月当たりの通信費は、1人当たりいくらまでが適切か」という質問に対しては、「4000円〜5000円未満」(18.9%)が最も多く、「2000円〜3000円」(16.4%)、「3000円〜4000円」(12.3%)と続いた。
この調査は、インターネットを通じて9月4〜9日にかけて行われた。
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