ニュース
つみたてNISA延長へ 38年以降も積立可能に
つみたてNISAの積み立て期間が延長となる。11月22日、日経新聞が報じた。現在、積み立て可能期間は2037年までだが、これを延長し、いつから始めても20年間非課税となる。ただし、積み立て開始年は37年が最後だ。
つみたてNISAの積み立て期間が延長となる。11月22日、日経新聞が報じた。現在、積み立て可能期間は2037年までだが、これを延長し、いつから始めても非課税で20年間積み立てられる。ただし、積み立て開始年は37年が最後だ。
つみたてNISAは、年40万円までの投資に対して、配当や売却益が非課税となる制度。金融庁によると19年6月末時点での口座数は147万872、買付額は1780億8925万円となっている。利用者は40歳代が25.9%と最も多く、30代と40代で過半を占める。
従来は非課税期間が37年までだったため、つみたてNISAを使った投資可能額が年を経るごとに減少していた。今回の改正で、37年までに開始すれば最大で800万円を非課税で運用できることになる。
関連記事
- 英国では1億超の非課税枠 つみたてNISAの恒久化目指す 金融庁遠藤長官
金融庁主催の投資家向けイベント「つみたてNISAフェスティバル 2019」に登壇した金融庁の遠藤俊英長官が「つみたてNISA」の拡大に意欲。また運用型保険商品の透明性や、決済など機能別規制のあり方について話した。 - つみたてNISA口座が1年で100万口座突破
つみたてNISA開始から1年で、口座数が100万を突破した。買い付け総額は927億円。 - NISAはお勧めできない? 意外と知らないNISAの落し穴
2016年1月からNISA口座の預け入れ限度額が120万に増え、ジュニアNISAもスタートして話題になっているNISA。そんなNISA口座のデメリットとは……? - 投資を始める分岐点、年収と資産「500万円の壁」は崩れるか?
現在の年収レベルや、資産の運用で老後資金を果たして作れるか。これまで、「500万円の壁」と言われてきたものが、積み立て投資の普及などにより、変わってくるかもしれない。フィデリティ投信の調査より。 - 老後2000万円問題はピンチかチャンスか
老後資金が年金以外に2000万円必要という金融庁レポート。国民の間では「年金だけでは足りないなんて、いまさら言われなくても当然」といった覚めた意見や、「これを機に資産運用を始めなければ」という意見も。資産運用サービス各社は、ユーザーの関心が高まっているのを肌で感じている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.