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企業の借入金利、11年連続低下で平均1.37%に
帝国データバンクは11月29日、2018年度の国内企業の平均借入金利を算出、発表した。平均借入金利は1.37%と、17年度から0.08ポイント低下。直近のピークだった07年の2.33%から11年連続で低下した。
帝国データバンクは11月29日、2018年度の国内企業の平均借入金利を算出、発表した。平均借入金利は1.37%と、17年度から0.08ポイント低下。直近のピークだった07年の2.33%から11年連続で低下した。
近年、新規発行の10年国債で測られる日本の長期金利は0%前後で推移しており、連動して企業の借り入れ金利も低下している。
都道府県別では、香川県が最も低く1.13%。メガバンクのほか中国地方など県外の金融機関の進出で競争が激化した。一方最も高い県は沖縄県(1.84%)だった。業種別では、小売業が最も低く1.19%となった。
「最も金利の低い香川県と最も高い沖縄県では0.70ポイントの差があり、企業を取り巻く金融環境は地域の特性によって差異が生じている」(帝国データバンク)
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